大富豪家2.0の日記全体に公開

2005年04月07日
20:22
 考える脳 考えるコンピュータ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600/pitecancom-22/
Palmを作ったJeff Hawkinsが書いた脳の本で、実に面白いのだが、まえがきには「原書の巻末には、英語の読者向けの参考文献と、わたしの理論を実験によって検証するための仮説が記載されている。」と書いてあり、これらが日本語版ではごっそり削除されている。日本語の参考文献すら一切載っていない。また訳者あとがきでは「日本の読者向けに、構成には若干の手が加えてあることをお断りしておく。」と書いてある。日本語版には脚註がひとつも無いが原書にも無かったのだろうか。

何を考えてこういうナメた編集をするのだろうかね! せっかくの良書が台無しである。
 

コメント    

2005年04月07日
21:42
森山和道
ねえ。どんな手を加えたのか、けっこう気になりますよね。仮説も読みたいし。うちのアマゾンのアフィリエイトレポートを見てると、原書も売れてるのはたぶんそういう理由だと思います。
2005年04月07日
22:45
gachoon
そりゃまずい。
若干の手って、不遜っすよね。
翻訳物は難しいけれど、忠実になぞらなければいけないところはきちんとしなきゃ。
って、人のことだと偉そうにいえちゃうのもまずいけど。
2005年04月07日
22:50
 あおしま
これで原書を買う気になりました。
PilottingPalmも原書で読んだから、何とかなる?かなあ。微妙。
2005年04月07日
23:39
大富豪家2.0
森山さんの日記:
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=12722648
http://www.moriyama.com/diary/2005/diary.05.03.htm
新皮質上の記憶にもとづく予測能力が知能の源泉で、意識てのはその作用にすぎないてことでいいんでしょうか。これが定説なのだったら私はすっきりするんですが... 意識の摩訶不思議性を云々する理論はどうも理解できなくって。
2005年04月07日
23:47
大富豪家2.0
参考文献とか脚註とか数式とかがあると難しそうに見えるから、馬鹿でも買いやすいように手を加えたのかしらん。沢山売りたいという気持ちはわからないでもないが、お前ら本を出版する資格無いから今後は自重するように > ランダムハウス講談社
2005年04月08日
00:28
森山和道
知能の源泉、というより、「脳の機能」ってことじゃないでしょうか。僕はそう解釈してます。意識云々は、後半でちょろっとだけ出てましたが、まだ考え中、って感じでしたよね。
2005年04月08日
00:50
d'n'c
表紙のデザインとか見て、

> 馬鹿でも買いやすいように

というところに妙に納得してしまいました(笑)。
たくさん売りたいんでしょうね。。
2005年04月08日
01:19
zokkon
実際「馬鹿でも買いやすいように」削ったんだと思いますよ。定価を抑えるためにもページ数を削らなきゃいけないし。
こうなると「銃・病原菌・鉄」が先例となって、「参考文献リストが欲しけりゃ有志がなんとかするだろ」みたいな考え方が版元に出てきたとしてもおかしくないような気がしてきました。
2005年04月08日
06:42
シマシマクッキー
英語版の分厚い本が日本語版では分冊になるのは、ページ数の制限が厳しいからなんですかね。参考文献に何十ページも割いてる本なんて、一番最初にそこが削られていくんでしょうか…。悲しい。
2005年04月08日
07:20
大富豪家2.0
参考文献はWebには置いてあるようですが、
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/data/book/74-5.pdf
定価を下げるために(?)変則的なことをするのはやめてもらいたいですね。
それとも書籍の完全電子化への第一歩という果敢な試みなのだろうか?
2005年04月08日
10:56
otsune
webに書いてあるってことは原稿自体は用意できているけど。
ページ数制限の問題で載せられなかったのであえてはずしたと。
そして正直に訳者あとがきに書くと誤解されるからほかして書いたと。
そんな分析?
2005年04月08日
11:49
i16(愛一郎)@一陽來復
>何を考えてこういうナメた編集をするのだろうかね! せっかくの良書が台無しである。

脳の機能に問題があるだけで、何か考えているわけではないのでは?ほらだってこんな本を出版したがるということは、つまり得意分野ではないということであるし。。。。