大富豪家2.0の日記全体に公開

2004年05月21日
01:04
 東京アンダーワールド
という本に、「米国では政治家などに金を送るだけで犯罪になるのに対し日本では受託収賄でないと犯罪にならない」云々という記述があった。単純収賄という罪もあるようだが事実誤認なのだろうか?
そもそも献金と賄賂の違いがまったくわからないのだが、賄賂性のない献金というものがありうるのだろうか??
 

コメント    

2004年05月21日
01:42
yuco
>賄賂性のない献金というものがありうるのだろうか??

賄賂はその人の業務で便宜を図ってもらうのが目的なので、献金とは分けられそうな気がするけど…ただ、ちゃんと線引きができるのかどうか…うーんわたしもちゃんとした基準はわかりません。

ある政党の考え方を支持していて、今後も活躍してもらいたいと言う意味で献金するのはかまわないと思うのですが…(私も47氏支援弁護士団体に寄付しましたし、ある一定の政治的な主張を持っているグループに寄付しているわけで、ただこの場合相手が公務員ではないので、そもそも賄賂にはなりえないのですが)。
2004年05月21日
02:09
大富豪家2.0
政権を担当するAという団体がBという会社から多量の「政治献金」を受けている場合、Bの利益に反する行動をとれば「政治献金」がストップして財政的に困りますからAはそのような行動をとりにくくなるでしょう。Bは金によってAの行動(=政策)をコントロールしていることになりますが、これは賄賂と何が違うんでしょうかね?
ボランティア等への寄付とはワケが違うように思えるのですが...
2004年05月21日
04:05
i16(愛一郎)@一陽來復
誰が出したのか解らなくするマネーロンダリングみたいなことをする機関でもあれば解消するんでしょうか?
解消したほうが良いのかどうかも
よく検討してみないと即断できない部分があったりするかも。
2004年05月22日
12:48
大富豪家2.0
> 匿名献金
* 金の流れが不透明になる
* 寄付したよ、とほのめかした瞬間に匿名性が消える
* 大金持を優遇する政党に大金持が大量に匿名で献金して活動を支援するといったことができる
...実名献金より問題が多いかもしれませんね...
2004年05月22日
16:24
i16(愛一郎)@一陽來復
逆を考えると::
いつ誰が誰にいくら/金以外にも何を、出したか
1円1銭お茶1杯まで完璧に全部オープンにしておいて
誰でもそれを見て
「そういうわけかーなるほどねー」とチェックできて
何か決定をするたびに生涯にわたるその記録が参照され
そのつどその決定について
為政者としての資質と品性を常に問われる。
選挙のたびに
生涯にわたりいつ誰が誰にいくら/何を出したかの全記録と
過去の政治経歴についていつどういう判断を下したかの年表が
選挙民がワンクリックまたは一覧で参照できるように用意される。
「こいつ政治家としてどうよ?」なんだから
瑣末な年金払い忘れや学歴に関する記録なんかじゃなくて。

脱線しますが記録といえば日本以外の某国については
特に侵攻撤退を判断あるいは決定する立場の人について
主戦論者については
従軍あるいは徴兵忌避の記録出すべきと思いますけどね。
ベトナムにせよどこにせよ
行ったと行かないで見通し判断の甘さが全然違うそうなので。
2004年05月22日
16:35
yuco
>政権を担当するAという団体がBという会社から多量の「政治献金」を受けている場合、Bの利益に反する行動をとれば「政治献金」がストップして財政的に困りますからAはそのような行動をとりにくくなるでしょう。Bは金によってAの行動(=政策)をコントロールしている

この文章の「政治献金」を「投票」に置き換えて考えてみると分かると思うのですが、政治家を有権者がコントロールること自体はべつに間違ったことではない、というか民主主義そのものだと思うのです。

ただ、それを企業などの団体が、たくさんのお金によってやるのがいいことなのかどうか、ということですが、支持しているからお金を出し、その政党のやれることが増える、というのもあながち間違ったこととはいえないのが難しいところですね…。
2004年05月22日
17:10
大富豪家2.0
人間はみな平等という考えにもとづいて、人間の数に比例した意見が政治などに反映されるというのが普通の民主主義であって、出した金に比例した意見が反映される世界は普通の民主主義ではないと思いますが。(そういう世界では政治家や公務員への賄賂は罪にならないでしょう。実際、民間企業の担当者に賄賂を送っても刑法上の罪にはならないですし。)
2004年05月22日
17:13
大富豪家2.0
検索技術/情報視覚化技術をうまく使って献金記録や政策記録がすべて公開されると確かに有効でしょうね。研究ネタにしてみようかしら。
国家予算がどう配分されているのかを誰もがわかるように視覚化したらものすごく面白い気がしますね。
2004年05月22日
17:15
i16(愛一郎)@一陽來復
しかしその資金によって政治判断にバイアスが生じて、
そのバイアスによって資金源にさらなる資金が集まる、
としたら、これは全然民主主義じゃないわけです。
たとえばマイクロソフトが自由民主党に献金して、
マイクロソフト製以外のソフトやフリーウエアが市場に存在できなくなるような制度が自由民主党政府によって創設されればマイクロソフトの利益は限りなく増大し、
自由民主党に対してマイクロソフトはさらに多額の献金が可能になり
スパイラル状に資金の集中の循環が起きていくわけです。
政党と資金源に集中するその資金は
有権者に理不尽な損失を与えることによって生まれる不公正な利益である。
幸いソフトについては日本では比較的こういうことが起きていないようですが
土木建設運輸交通音楽医療などの分野については
あまりクリーンな印象がない。
(統計してないのであくまでも個人の印象ベースです。
実際はどうあれ個人的にそういう印象を受けている、
というのは少なくとも事実だ。)
2004年05月22日
17:27
i16(愛一郎)@一陽來復
民主主義における政治家や公務員というのは民衆の代理人あるいは公僕であって公益を目指すのですが、私企業は出資者の代理として営利活動をして利潤を追求するのでミッションが全然違いますからそこで扱いが違うわけです。収賄で判断を誤ったときに責任を負う相手が民衆であるか株主であるかで適用される法律も代わってくる。
企業が歓迎されるためには公益を無視できないという
あんまり我利我利では商売はうまく行かないというのがあって、
企業のほうが政府より公益性が高かったりする場合が多々あるのが政府あるいは社会主義というものの改良すべき問題点ではありますが。
ただ普通に政府を作るんでなくて制度的に何か補正パラメータのようなもので矯正するような制度的な仕掛けを設置してうまくまわったらデモクラシー以来の次のステップへの人類の進化になると思います。
2004年05月23日
02:32
大富豪家2.0
IT技術によって、現在の民主主義を越える社会制度を作るというのは夢があってイイですね! リアルタイムに民意を視覚化するシステムでも作ってみるかな?