大富豪家2.0の日記全体に公開

2006年09月10日
01:39
 生命保険で債権回収
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060906k0000m040156000c.html
>大手5社で支払いを受けた件数が昨年度1年間で延べ
> 3万9880件あり、このうち自殺によるものは判明して
> いるだけでも3649件に上ることが分かった。

滅茶苦茶大杉くない?
 

コメント    

2006年09月10日
01:54
ガビン
このくらい数があると、ふつーの業務として
毎日処理されているんでしょうねえ。

そして、これだけの数があるってことは、
「生命」以外を担保にする保険で何か成り立たせることが
できるような気がしないでもないですね。
何かはよくわかんないけど。
2006年09月10日
02:35
Sawako
世知辛い世の中ですなあ。。
たしか生命保険加入後、5年以内の自殺だと保険金がおりないから5年間耐えたか、5年間の間に事情が変わって自殺してしまったということなのですよねえ…。
2006年09月10日
02:36
ぱくぱく@かなまら祭
こういう話はサラクレ問題で有名な某弁護士から聞いてましたが、生保もなかなかの悪ですね。

サラクレ業界の根本的な問題として、儲けすぎるという点があり、モラルハザードの問題もありますが、ここはやはり個人破産の手続きをもっと簡単にして、債権者が法人だけの場合には、どんどん国が借金を棒引きにしちゃえばいいと思います。
2006年09月10日
02:48
i16(愛一郎)@一陽來復
>まっすーさん
リンク先にこう書いてありますけど。。。。。。

>この保険は「消費者信用団体生命保険」と呼ばれ、大手消費者金融から借り入れる際、契約と同時に借り手を被保険者とする加入手続きが取られている。借り手が死亡した場合、保険金は消費者金融に支払われる。契約後1〜2年以上たったケースでは死亡診断書などの提出を省略できるため、3万9880件の中には死因が不明のものも多数含まれている。金融庁は、保険金が支払われた総数に占める実際の自殺件数の割合は10〜20%に上るとみている。
2006年09月10日
09:12
suchi
団体信用生命保険がなければ怖くて住宅ローンなんかできなかったですね。何がきっかけで10年後パンクしているかわからないので生命担保上等って感じで。
2006年09月10日
09:53
Sawako
iさん
ふおおお、すんごいブルーな寂しいお話とはやとちりしてしまった・・・
2006年09月10日
10:02
びすけっと
消費者信用団体生命保険が運用できているってことは,
ちゃんと支払いをしている人の金利でまかなっているって
ことですよね.大手だったら,自社内で収支はトントンな
はずだから,禁止しても問題ないはず.
小さいところは,相手が自殺しないように慎重に取立てを
やらなきゃならなくなる.
2006年09月10日
10:07
ひろのぶ
自殺を誘発というか、自殺に追い込んでるんじゃねぇ?
2006年09月10日
14:03
まえG
期待値が多少損でも保険はかけるでしょうね。リスクを避けるために。保険って全てそういうものでしょう。

消費者金融も住宅ローンもクレジットカードも、「金を用意してから買うか、今買って後で金を払うか」という選択を提供して手数料をとるサービス業なわけだけど、個人的には、なぜこれらが悪者扱いされるのかさっぱり分からない。「ものづくりは尊い」とかいう士農工商的職業差別意識がまだ残ってるんですかね。

上限金利の規制なんて、禁酒法の愚を繰り返そうとしているだけに見える。闇金融は大もうけするだろうなあ。そっちと癒着してる政治家が仕掛けてるとか?

ご参考: http://bewaad.com/20060818.html#p02
2006年09月10日
14:40
大富豪家2.0
弱者の足もとを見る商売は嫌われて当然だと思うのですが...

保険会社を利用するより自前でやる方が得だからタクシー会社は自動車保険に加入していないそうですし、家の大黒柱が急に倒れてもひどくは困らないような社会であれば生命保険に加入する人は少ないでしょう。生命保険は本質的に弱者の足もとを見る商売だから嫌われても仕方がないと思います。どうしようもない理由で金が必要になった人に対して高金利で金を貸す商売も、弱者の足もとを見ている点は同じですし、水子を供養しないとタタリがあると脅す商売も同様ですから、すべて嫌われて当然と思いますがいかがでしょうか。

金を貸すという点では同じかもしれませんが、起業への投資のような純粋に経済的な行為と、弱者の足もとを見た金貸しとは、かなりの違いがあるように感じられてしまいます。
2006年09月10日
15:07
i16(愛一郎)@一陽來復
自殺したら保険で返せてそうじゃないと例えば破産して返ってこないから死になさいというか殆ど殺してるという話でしょう。保険金殺人そのものですね。
2006年09月10日
16:48
まえG
>家の大黒柱が急に倒れてもひどくは困らないような社会であれば生命保険に加入する人は少ないでしょう。

うーん。大金持ちは生命保険には入らないの?

1%の確率で100万円払うのと、必ず1万円(+α)払うのとだと、後者のほうが好ましく感じる人(リスク回避的な人)が多いだけかと。

>生命保険は本質的に弱者の足もとを見る商売だから嫌われても仕方がない

えー? 健康保険も? 損害保険も? 車両保険も? かなり多数の人にとっては生命保険があった方が良いと思うんだけど、みんな弱者なの?

>どうしようもない理由で金が必要になった人に対して高金利で金を貸す

じゃあ、「理由」で規制すればよいのに。「どうしようもない理由で金が必要になった人に対しては金を貸してはいけません」とか。(私はこれも変だと思うけど。)

「金利」を規制するのは変ですよね。世の中の金利が(バブルの頃みたいに)はるかに高くなったらどうするんだろ。

「年収に対する債務総額の割合」とかを規制する方がはるかにまっとうだと思うけど。

>起業への投資のような純粋に経済的な行為と、弱者の足もとを見た金貸し

「投資しない消費者は金を借りちゃいかん」というのは変だと思うなあ。

「異時点間での消費行動の最適化」というのも立派な経済的な行為だと思いますけどね。住宅ローンもクレジットカードローンも消費者金融も、そうやって経済に貢献してるわけでしょ。

消費者金融の利用者は2000万人だか3000万人だかいるそうですが、それが皆、今にも自殺に追い込まれる弱者なんですかね。

上限金利規制が合理的である場合も考えられるそうですけど、そうじゃない場合だと、
・規制によってGDPが減る。すると経済的な理由で苦しむ人は増える。
・規制すると、リスクの高い人はお金を借りられなくなり、効用が下がる。どうしても借りなきゃいけない人は闇市場に押しやられる。
わけで、問題を悪化させるだけだと思います。
http://www.waseda.jp/prj-ircfs/pdf/ircfs06-002.pdf

>自殺したら保険で返せてそうじゃないと例えば破産して返ってこないから死になさいというか殆ど殺してるという話でしょう。保険金殺人そのものですね。

経済的理由での自殺は98年ごろから急増してて、
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2740-1.html
私は政府・日銀の金融政策が毎年1万人くらいの人を殺してると思ってるわけですが、もし多重債務者のうちで、消費者信用団体生命保険に入っている人の方が自殺率が有意に高いとしたら問題ですね。逆に、有意に自殺率が低い可能性だってあるわけですが。

こういう記事はやっぱり「消費者金融が自殺を増やしている」という印象を、根拠もなく植え付けようとする情報操作なんでしょうねえ。

今まで出資法の上限金利は109.5% → 40.004% → 29.2%と引き下げられてきたわけですけど、それで多重債務で自殺する人を減らす効果があったんですかねえ。
2006年09月10日
16:53
まえG
> もし多重債務者のうちで、消費者信用団体生命保険に入っている人の方が自殺率が有意に高いとしたら問題ですね。

ああ、そうとも限らないのか。どちらが原因でどちらが結果なのか...「自殺ハイリスク集団に属する人には保険に入ってもらう」というのも有り得るか。

この保険を禁止するとどうなるかというと、リスクプレミアムが金利に上乗せされるんでしょうねえ。
2006年09月10日
17:12
大富豪家2.0
> うーん。大金持ちは生命保険には入らないの?

大金持ちじゃないので知りませんが、入るとすると損得勘定によるんじゃないですかね。生死にかかわる理由で入るとは思えません。

> えー? 健康保険も? 損害保険も? 車両保険も? かなり多数の
> 人にとっては生命保険があった方が良いと思うんだけど、みんな弱者なの?

健康保険とかは無くても死にませんけど、生命保険が無いと残された家族が死んじゃうという脅しが効いいてるんでしょう。損害保険とか車両保険とかは損得勘定の問題だから私には不快には感じられません。

> 「どうしようもない理由で金が必要になった人に対しては
> 金を貸してはいけません」

そうじゃなくて、どうしようもない人は自動的に救済される社会になっているべきだと思うんですが。

> 「異時点間での消費行動の最適化」というのも立派な経済的な行為だと
> 思いますけどね。住宅ローンもクレジットカードローンも消費者金融も、
> そうやって経済に貢献してるわけでしょ。

もちろん住宅ローンとかクレジットみたいな普通の貸し借りは全く問題無いと思ってます。弱味につけこんだものが不快なのです。

> こういう記事はやっぱり「消費者金融が自殺を増やしている」という印象を、
> 根拠もなく植え付けようとする情報操作なんでしょうねえ。

そうなんでしょうね。一番悪いのは弱者を生む社会構造なわけですが、それにつけこむ商売を糾弾することによって根本的な問題を隠蔽しようとしているのだと思われます。
2006年09月10日
18:21
まえG
> 健康保険とかは無くても死にませんけど、生命保険が無いと残された家族が死んじゃうという脅しが効いいてるんでしょう。損害保険とか車両保険とかは損得勘定の問題だから私には不快には感じられません。

うーん。どれも損得勘定の問題だと思うんだけど。健康保険(医療保険)と生命保険ってそんなに違うかなあ。

> どうしようもない人は自動的に救済される社会になっているべきだと思うんですが。

貧困層に所得を再分配する政策は賛成ですが、それは金利の上限規制と別の問題ですよね。

不必要な規制を少なくして、皆を豊かにする政策(パイを大きくする政策)と、格差が大きくなりすぎないように所得を再分配する政策(パイを分配する政策)を一緒くたにすると効率が悪いので、目的に応じて政策を分けるべきですよね。

どういう理由で貧しくなろうと、救済される手段を用意すべきだと思うんですが、貸金業規制の話だと、なぜ特定の産業の価格を規制するという、コストが高く、しかも目的を達することができそうにない方法を取ろうとするのかが不思議です。

>もちろん住宅ローンとかクレジットみたいな普通の貸し借りは全く問題無いと思ってます。弱味につけこんだものが不快なのです。

すいません。消費者金融と住宅ローン・クレジットとの違いがよく分かりません。(少なくとも存在意義としては)同じような業種で、同じように効用の極大化に貢献してますよね。貸すお金の用途も、基本的にはクレジットと同じだし...

たしかに住宅ローンもクレジットも「モノをすぐ手に入れたいという人間の弱みにつけこんだ」と言えなくもないですが...

「返せないほど貸しすぎちゃう」のを制限する必要はあるかもしれませんけど、金利を規制するのはそれと全然あさっての方向ですよね。

「年収の(たとえば)20%以上貸しちゃったら、その分は返せなくても業者はあきらめなきゃいけない」というのが、上に挙げたリンク先のbewaadさんの提案です。

> 一番悪いのは弱者を生む社会構造なわけですが、それにつけこむ商売を糾弾することによって根本的な問題を隠蔽しようとしているのだと思われます。

そうですね。ただ、弱者をなくすってのが具体的にどうすれば良いのかって、昔ナイーブに思ってたよりずいぶん難しいみたいです。

最低賃金の規制とか、パートやバイトも正社員と同様の待遇にするとか、解雇を難しくするとかの規制をすると(雇用コストが高くなって失業が増えるので)やっぱり貧しい人のためには全然ならないとか...

公的な失業手当を手厚くすると、そもそも働く動機が減ってしまって失業率が高くなるとか...

多くの経済学者が支持するのは例えば「下限が負の所得税」とからしい。
2006年09月11日
22:25
nomad
よくわからんのですが、ここまで自殺者が多いと、保険会社はどこから資金を回収するようになるのでしょうか。
自殺するような人はあらかたの資産を処分してしまい、後には何も残っていなくて自分の生命保険しか処分すべきものがない、という状況のはずです。

うーん。そうすると、保険会社は「社会が不安になると保険に加入する人が増える」という仕組みを利用して入りのでしょうか。
あるいは「処分すべき資産が無い人は掛け金が高い」とか。
2006年09月11日
22:49
i16(愛一郎)@一陽來復
掛け金は高いんでしょうね。それが貸金の金利に上乗せになっている。

金利の制限が緩和されるというのは掛け金がさらに高く出来るということで、このシステムを利用した保険金殺人がさらに推奨される。

こんなもんが合法化されてていいのかどうか知らん。

処分すべき資産がある人がやたら高金利の貸金から借りないような。
担保があれば金利が安いのが借りられるでしょうし。

金利が高い分はこの保険金殺人に回されるんですね。

2006年09月12日
00:09
まえG
逆の可能性だってあるんじゃないですか? と言ってるんですが。

金利の上限を 109.5% => 40.004% => 29.2% と下げたことが、自殺者を減らすのに役に立ったのか、逆に闇金に追いやって自殺者を増やすのに寄与したか分からないのに...

金利の上限を引き下げて、もっと悲惨なことになることを多くの人が危惧してるわけですが。

それに、保険に入る人の平均リスクが高くなって、保険料率がどんどん上がるようなら、逆選択が起きて保険の提供者はいなくなる可能性が高いんじゃないですかね。
2006年09月24日
08:22
大富豪家2.0
朝日社説
http://www.asahi.com/paper/editorial20060923.html