大富豪家2.0の日記全体に公開

2006年01月30日
10:58
 障害者対策
そもそも「障害者」という言葉が不思議である。「障害」を持ってない人なんていないと思うが。私は色盲だし近眼だし頭は弱いし「障害」だらけであるが、こういうのはレベルの問題なのだから「障害者」とそうでない人を分けるという感覚がわからない。「足が悪くて歩けない人」とか「視力が極端に悪い人」とかは確かに存在するが「障害者」てのは何なんだ。「悪者」みたいなものか。ホテルに「障害者」専用の部屋の用意が必要で「障害者」じゃない人は宿泊できないなどという制度があるならナンセンスだろう。部屋によって設備を変えておき、ニーズによって適当に部屋を割り当てればいいだけの話である。

それより、都会でもいまだにエスカレータもエレベータも無い駅が多いのは不思議千万である。9.11では車椅子で働いてた人達が避難に苦労したという話を聞くが、車椅子の人が普通に沢山働いていたという点は重要だろう。私のオフィスのビル(30F建て)ではひとりも見たことがない。
 

コメント    

2006年01月30日
11:42
びすけっと
実際のところ,どれくらいの比率なんでしょうね.
2006年01月30日
11:46
大富豪家2.0
車椅子の人は多いと思いますよ。色盲率と同じぐらいかも。米国では車椅子の人が沢山ウロウロしていますが、日本では引きこもらざるをえない状況なのだと思います。
2006年01月30日
11:51
まえG
> 部屋によって設備を変えておき、ニーズによって適
> 当に部屋を割り当てればいいだけの話である。

市場に任せておくとこういうことにはならないので規制が必要なのでしょう。
外部性というやつでは。
2006年01月30日
11:54
びすけっと
そんなに多いのか.
満員電車とか,そもそも東京の構造があまり車椅子には
優しくない.
車中心の社会の方が外出しやすいかな.
2006年01月30日
12:06
だにゃ
JRでは車椅子の方よく見かけるのですが、地下鉄ではほとんど見かけたこと無いですね。
地下鉄の入り口付近に取ってつけたような昇降装置がありますが、あれは駅員さんじゃないと操作できなさそうですね・・。
2006年01月30日
12:15
《Writer Setagaya》
実際にその障碍者のうち、全盲の人をサポートしている立場からだと・・・
行政など色々な絡みがあるんですが、結局は、日本人自体が「障碍者」という区分けをしないと、手を貸せない体質になっているからだと思っています。
何をやるにしても、基準を必要としたり。

10年以上前、交通事故にあって1週間程度車椅子になったんですが、病院に通う中で、阪急の駅員に乗り降りの介助を申し出たら「事故でしょ。障害者手帳持っていないんだったらできませんし、乗れません」とか言われました。結局、後で相手からタクシー代取れたんでよかったんですが。


2006年01月30日
12:36
だにゃ
>《Writer Setagaya》さん
車椅子の人なら無条件で介添えしてくれるわけではないんですね。知りませんでした。
2006年01月30日
12:46
saitoh
くだんの社長は、車いす用の部屋の稼働なんて年に数回とか言ってましたね。稼働率が高ければ、たとえそれが赤字設備でも取り払おうとまでは思わなかったかも。
 そういう意味で、ホテルに一方的に負担を押しつけてるハートビル法ってのもなんだかなぁと思います。車いす用の部屋とか駐車場の実需用が増える施策の実施をさぼってるから、「利用者の居ない設備は無駄」という悪魔のささやきに流されちゃう経営者が出てくる。
 TVで東横インの写真を見ましたが、法を守った状態では、道路に面したところがロビーにいたるドア1枚をのぞいてのこりが全部駐車設備など埋め尽くされてしまう。怪しい感じがしてこんなホテル泊まりたくないぞ。設備を義務づける部屋数の閾値が小さすぎるのでは?と思いました。
2006年01月30日
13:04
@
大阪駅では東京駅より多くの車椅子の方をお見かけします。
気のせいでしょうか?
2006年01月30日
13:28
《Writer Setagaya》
・saitohさん
>法を守った状態では、
それは多分、後から改造工事を前提としているつくりだからだと思われますが、どうでしょうか?

・だにゃさん
今はどうかわかりません・・・
私がそういうことに遭遇したのは1994年です。
その駅には車椅子のスロープとかはつけられていましたが、電車への乗り降りは板を敷いてもらっての介助が必要だったんですが、常駐している駅員が1名だけなので持ち場を離れられない。で、しかも2日程度前に乗車計画を文章で予約してもらわないと対応できない、という話でした。
そんな対応はこちらから願い下げなので、かなり相手の保険会社ともめましたが、通院にタクシー代が出ました。結局、1往復で12000円程度かかり、40回程度通院したので、50万円程度かかりましたか。

私は1987年〜89年にかけて、松本電鉄というところで、電車とバスの車掌をやっていましたが、障碍者が乗車されるということで対応が求められれば、障害者手帳とかは関係なく、駅員が対応していましたし、バス乗車時は介助で車掌がもう一人乗る、という対応をその場でやっていました。決まりとかそういうのではなく、そういうのは普通でした。
なので、対応は各会社によって大きく異なると思います。

事前に云々というのは結構よく聞いていましたが、探せば、
http://youth-forum.soc.or.jp/projects/barriche/shizuoka.html
というところで「車椅子ご利用のお客様にお願い致します」というところを見つけていただければよいかと。

2006年01月30日
15:17
だにゃ
>《Writer Setagaya》さん
うーん、2日前に連絡ですか。遠足で車椅子利用者の団体が、とかならまだ百歩譲ったとしても、一人の対応でこれだとさすがに外に出れないですね。
2006年01月30日
16:14
Mike
大富豪家さん、
 障害者とそうでないヒトの大きな違いは、障害があることによって日常生活に支障が出るかどうか、です。視力が弱い人や色弱の人は世の中に多いですが、日常生活に支障の出ない人は、障害者と分類されません。
 そういう意味では、私も大富豪家さんも「健常者」です。
車椅子の人は、階段があれば(階段しかなければ)、人の手助けが無い限り、そこを登れません。
全盲、もしくは強度の弱視の人は、視覚的な標識や歩行中に(健常者なら見えるはずのもの)が見えません。墨字の本も読めません。
聴力がゼロの人も、音による情報提示(映画やテレビの音、ラジオ、電話の音声)などが聴こえません。
 したがって、これらの人は「日常生活に支障」をきたしているわけです。そういった人を健常者とは分けて、支援するのは、必要なことだと思います。
2006年01月30日
16:32
saitoh
《Writer Setagaya》さん:
どうなんでしょうねぇ。
とはいえ、違法は違法ですから、ねぇ。

電車の件も、1980年代と違ってちょっと田舎へ行くとどんど無人駅化してますし、人員もぎりぎりしか置いてないんじゃないでしょうか。

しかし、東横インのWEBサイトが非常に重いですね。DOSでも喰らってるのかしら?
2006年01月30日
16:33
大富豪家2.0
定義説明ありがとうございます。しかし何が「日常生活」かはわかりませんよね。色がわからないせいで私は一部の機器が全く使えませんし信号を見誤ることもありますが、これも日常生活ではないのでしょうか。怪我や老化などもありますからやはり分けるのは不合理に思われます。手帳を持ってないとエスカレータに乗れないなんていうのはおかしな話だと思います。
身体的/精神的不具合をサポートする様々な仕組みは絶対必要だと思いますが、「障害者」や「健常者」を区別するようなやり方が嫌なんです。
2006年01月30日
16:53
saitoh
健常者と障害者の間には切れ目のない不自由のスペクトルがあるわけですが、それをどこかで2値化しちゃってる事が嫌いってことでしょうか。
うーん。施行側の都合って面もあるのでしょうが。
しかも、障害の程度は1次元に並べられるものでもないですが、手帳の等級しか見てませんしね。視聴覚/肢体に不自由がなくても他の障害を持っていれば交通機関は割引になるし。
おかげで助かってますが。
2006年01月30日
17:05
大富豪家2.0
はい、2値化が嫌いだということです。なんらかの方法で属性づけは必要でしょうが2値はあんまりだと思います。

> おかげで助かってます

なんと... 手帳をお持ちで?
2006年01月30日
18:26
しゅんすけ
僕は,歩くスピードは通常の人の倍位ですし,
駅等の階段の普通は一段飛ばして登り降りしています.

たぶん僕のような人が標準な社会だったら,
今「普通」と呼ばれている人は「障害者」になるんだろうなぁ,
と時々考えたりしたりしています.

(不自由の逆で)他人より多くの自由がある人は,
その分だけ多く社会に貢献するのも義務だろう,と
思うのですが,2値でない
 「自由度(不自由度)に応じた社会のサポート」
というのがうまくいけば,
色々と問題が解決されそうですね.
2006年01月30日
23:36
d'n'c
UDに興味がるのでいろいろな方の話を聴いたり障害者の方々とお付き合いさせていただいているのですが、海外とは、当事者もそうでない人も意識の面が大きく違うようですね。

一番の違いは教育(制度)なのでは、と最近思っています。
2006年01月31日
00:51
大富豪家2.0
ちょっと怪我でもすれば誰でも簡単に「障害者」になれるのに「障害者」と「健常者」を分けて考えるのは想像力が不足してるんじゃないですかね。自分が怪我したとき電車もホテルも使えなくなったら不便きわまるから、皆がそういう時のことを考えて対策しておけば結果的にUDが実現されるのではないでしょうか。自分以外の「障害者」のための対策だとか考えるからゴマカシが横行したりするのでしょう。
2006年01月31日
01:30
nomad
たくさんの人数にお茶を出すのに、全部均等で淹れなさいと教わりましたが、「濃いお茶が好きな人も薄いお茶が好きな人もいるんだからいいじゃない」と適当に淹れたのは僕です。
2006年01月31日
01:49
しゅんすけ
福祉政策全般がそうですね.
#いつ自分の身に何がふりかかるかわからないし
2006年01月31日
02:16
HT
>#いつ自分の身に何がふりかかるかわからないし

そう思います。

このあいだ、目隠しをして白つえで街を歩いたり、車いすに乗ったりの体験をさせてもらいました。

歩道と車道とのわずかな段差が車いすにはつらいのですが、あれがないと全盲の人はこまるようです。なかなかむずかしいものだと思いました。
2006年01月31日
02:18
HT
>自分が怪我したとき電車もホテルも使えなくなったら不便きわまるから、皆がそういう時のことを考えて対策しておけば結果的にUDが実現されるのではないでしょうか。

最近の「バリアフリー仕様」の住宅って「健常者」にとっても使いやすいことにすぐ気がつくと思います。