インターネットの発展やディスクの大容量化によって、Web上や計算機の中の大量の情報を扱う機会が増えてきた。わかりやすく情報を人間に提示するための様々な技法が、計算機の普及以前から書籍・看板・ポスターなど様々なメディアで利用されているが、計算機が広く利用されるようになってきた現在、自分が必要とする情報をインターネットから効率的に検索するための様々な対話的な情報視覚化技術が開発され実用的に利用されるようになってきている。また、時間的に変化する情報や複雑な構造をもつ情報の理解を助けるための情報視覚化技術も研究されている。このような情報視覚化技術の考え方や技術動向を、豊富な具体例をまじえて解説する。