著者
Timothy Catlin, Paulette Bush, Nicole Yankeiovich
タイトル
InterNote: Extending a Hypermedia Framework to Support Annotative Collaboration
書籍
HyperText'89 Proceedings
ページ
365-378
日時
November 1989
カテゴリ
HyperText
Category: HyperText
Journal: SIGCHI Bulletin
TanakaComment: 概要
        Intermediaをannotative collaborationに使用できるように
        拡張した。
        1.INTRODUCTION
        \\
        ・これまでのシステムではさまざまなレベルのreviewをサポー
        トするが、reviewとrevisionの両方をサポートするものはな
        い。
        ・多くのシステムではまずドキュメントのスナップショット
        をとりビットマップファイルを作成する。そのファイルに注
        釈をつけるのでオリジナルのドキュメントがtext,
        grafhics, a spreadsheetその他何でもよい反面、注釈をオ
        リジナルにコピーすることができない。
        2.REQUIREMENTS
        A.General Requirements
        ・注釈がオリジナルドキュメントと同じデータタイプの場合
        と、文字でのメモ書きの場合があるのでオリジナルドキュメ
        ントの編集ツールとテキストの編集ツールの2つが必要であ
        る。
        ・Intermediaの機能特にリンクメカニズムにフィットすること。
        ・すでに存在しているリンクプロトコルを少し拡張し
        annotation機能を組み込みたい。
        B.Annotator Requirements
        ・注釈付けがワンステップでできること。
        ・edit/annotate collisionsを解決し、複数ユーザが同時に
        注釈付けを行えること。
        ・他のユーザによる注釈付けを見ながら注釈付けができる。
        あるいは全く見ないでできる。
        C.Author Requirements
        ・annotationが自動的に反映されるしくみ。
        ・どのannotationを反映させたか把握しておきたい。
        ・annotationの見え方にも、付けられた順、付けた人ごと、
        日付などいろいろあること。
        3.USER INTERFACE
        ・すべてのIntermedia documentタイプに対して同じユーザ
        インターフェースを提供する。
        ・ナビゲーションとデータ転送を一つのアクションとしそれ
        をwarm linkingと名付けた。
        A.Warm Linking
        ・hot links --- リンクを参照するとデータが自動的に更新される。
        ・cold links --- リンクを参照してもデータは更新されない。
        ・warm links --- hot links とcold linksの中間。リンク
        を参照したときにユーザ明示的にデータ転送する。
        ・link anchors (link marker) --- リンクをはる部分(と
        目に見える印)
        ・Pull and Push --- リンクは双方向にデータ転送が可能で
        ある。
        B.InterNote
        ・Notes --- Intermediaドキュメントに注釈をつけるのに用いる。
        2つのフレーム、Incorporationn FrameとCommentary Frameからなる。
        ・draft --- 注釈付けされたドキュメント。
        ・Note Folder --- 一つのdraftに一つ自動的に作成され
        draftの名前をからFolder名がつけられる。
        全ての注釈が自動的に保持される。
        link markersを見るためにはNote Folderを開かね
        ばならない。
        ・その他 ユーザインターフェースの説明
        4.FUTURE RESEARCH
        ・全パラグラフの並べ替えといった構造的な変更を示唆する
        のが難しい。
        ・異なるタイプのドキュメントには異なるインターフェース
        があり容易に切り替えられるほうがよい。
        ・layers of acetate。構造的な変更をドキュメントの上に
        重ねたレイヤーに線、矢印、円などで書き込める。
        ・複数ユーザの注釈を同時にみられるようにカラーにする。
        ・注釈の付けられたdraftのreasonableな出力を得られること。
        5.CONCLUSION
        ・annotation systemsはユーザの日常の作業環境の中に入ら
        なければ効果的ではない。
        ・Intermediaの環境ではすべてのアプリケーションが
        annotation interface protocolを実装するだけで注釈付け
        機能を提供できるべきである。
        ・warm links とannotation commandsで要求のほとんどを満
        たすことができた。特にデータタイプに関係なく一貫した注
        釈機能を提供できた。
Bibtype: InProceedings
Month: nov
Pages: 365-378
Author: Timothy Catlin
        Paulette Bush
        Nicole Yankeiovich
Booktitle: HyperText'89 Proceedings
Title: InterNote: Extending a Hypermedia Framework to
        Support Annotative Collaboration
Year: 1989