著者
野口 悠紀雄
タイトル
「超」文章法
シリーズ
中公新書
日時
October 2002
出版
中央公論社
コメント
中身はトンデモ寸前だが、 ベストセラーを書く技 = 「馬鹿が納得するように書け」の 良い見本なのかもしれない。
  • 書くべきメッセージをみつけなければならない。
  • 魅力的なタイトルをつけろ。
  • 少しは嘘を書くのもよい。「後宮小説」のように、嘘だという ことが最後でわかって面白い小説もある。
  • アイデアを出すには考えぬくしかない。インタビューや講義を していると色々思いつくことがあるので、その場でメモしている。
  • 恋愛ものは障害があるのが面白い。 「プリティーウーマン」では主人公のふたりの間に 障害がないから面白くない。
  • 「私は専門家じゃないのだが」 「こういうテーマで書けといわれたので」 「変わりばえのない話で恐縮だが」 みたいな言い訳から始める文は見苦しい。
  • 比喩を使おう
    e.g. 「高速道路は動脈だが毛細血管である市町村道も重要だ」
  • わかりにくい文章は、主語と述語が泣きわかれしていることが多い。
    e.g. 「その理由は、日本語の文法が特殊だからだ」のように。
  • 余計な表現は削ってわかりやすくしろ。
  • 日本語にシソーラスがないのは言語学者の怠慢だ。
  • 外人はホッチキスといわずステープラという。
  • 「頭骸骨」じゃなくて「頭蓋骨」だ。
  • 「思いやり」とか「やさしさ」みたいな陳腐な言葉を使うな。
  • 「ふれあい」「共生」みたいな不快な言葉を使うな。
  • 「ヒルベルト空間」「ノルム」みたいな難しい言葉を使うな。
  • 編集者は原稿を勝手に直すな。
  • パソコンを使うと後で編集/修正ができるから文章の書き方が変わる。
概要
どうやら野口氏は以下のような人のようである。
  • フィクションと嘘の区別がつかない
  • フィクションを歴史書と思って読むことがある
  • アメリカで暮らしてた癖にアメリカの階層社会について 全く知らない
  • 下手な比喩を上手だと思って使う
  • 日本語に主語があると思っている
  • 文中で単語が省略されているとその文は間違いだと思う
  • 本題と関係ない話をエピソードとして持ってくる
  • 言葉や社会に小うるさい
  • 他人がパソコンを知らないと思っている
  • 自分が知らない単語を使われると怒る
(2002 11/13 増井)
カテゴリ
Misc, Bad
ISBN: 4121016629
Category: Misc Bad
Comment: 中身はトンデモ寸前だが、
        ベストセラーを書く技 = 「馬鹿が納得するように書け」の
        良い見本なのかもしれない。
        <ul>
        <li> 書くべきメッセージをみつけなければならない。
        <li> 魅力的なタイトルをつけろ。
        <li> 少しは嘘を書くのもよい。「後宮小説」のように、嘘だという
        ことが最後でわかって面白い小説もある。
        <li> アイデアを出すには考えぬくしかない。インタビューや講義を
        していると色々思いつくことがあるので、その場でメモしている。
        <li> 恋愛ものは障害があるのが面白い。
        「プリティーウーマン」では主人公のふたりの間に
        障害がないから面白くない。
        <li> 「私は専門家じゃないのだが」
        「こういうテーマで書けといわれたので」
        「変わりばえのない話で恐縮だが」
        みたいな言い訳から始める文は見苦しい。
        <li> 比喩を使おう<br>
        e.g. 「高速道路は動脈だが毛細血管である市町村道も重要だ」
        <li> わかりにくい文章は、主語と述語が泣きわかれしていることが多い。<br>
        e.g. 「その理由は、日本語の文法が特殊だからだ」のように。
        <li> 余計な表現は削ってわかりやすくしろ。
        <li> 日本語にシソーラスがないのは言語学者の怠慢だ。
        <li> 外人はホッチキスといわずステープラという。
        <li> 「頭骸骨」じゃなくて「頭蓋骨」だ。
        <li> 「思いやり」とか「やさしさ」みたいな陳腐な言葉を使うな。
        <li> 「ふれあい」「共生」みたいな不快な言葉を使うな。
        <li> 「ヒルベルト空間」「ノルム」みたいな難しい言葉を使うな。
        <li> 編集者は原稿を勝手に直すな。
        <li> パソコンを使うと後で編集/修正ができるから文章の書き方が変わる。
        </ul>
Bibtype: Book
Month: oct
Author: 野口 悠紀雄
Series: 中公新書
Title: 「超」文章法
Comment1: どうやら野口氏は以下のような人のようである。
        <ul>
        <li> フィクションと嘘の区別がつかない
        <li> フィクションを歴史書と思って読むことがある
        <li> アメリカで暮らしてた癖にアメリカの階層社会について
        全く知らない
        <li> 下手な比喩を上手だと思って使う
        <li> 日本語に主語があると思っている
        <li> 文中で単語が省略されているとその文は間違いだと思う
        <li> 本題と関係ない話をエピソードとして持ってくる
        <li> 言葉や社会に小うるさい
        <li> 他人がパソコンを知らないと思っている
        <li> 自分が知らない単語を使われると怒る
        </ul>
        (2002 11/13 増井)
        
        
Year: 2002
Publisher: 中央公論社