著者
Gurminder Singh, Mark Green
タイトル
Chisel: A System for Creating Highly Interactive Screen Layouts
書籍
UIST89
ページ
86-94
日時
November 1989
概要
Mark Greenは"University of Alberta UIMS"の作者である。 本システムはShingh氏の作品のようである。 Chiselというのは'UofA*'というUIMSの一部分である。 UofA*は、とにかく簡単にインタフェースを作ってしまおうという 考えにもとづいたUIMSで、ユーザはどんなコマンドが有るか、 どんな選択肢があるか、といったことだけ指定を行なえば 自動的にグラフィックインタフェースができてしまう。 UofA*は"diction","chisel","vu"の3つの部分から構成されている。 "Diction"は、どんなコマンドが有るか、どんな値を与えるかといった 指定ファイルを入力とし、解析結果をchisel及びダイアログ 制御部にわたす。 "Chisel"は、dictionから受け取ったコマンド名や引数タイプ等の 情報、別のファイルで指定した装置情報やユーザの好みの情報 などから推論を行ない実際のウィンドウサイズ、インタフェース テクニックなどを決定してvuにわたす。 デザイナは"vu"を使って、chiselから受け取った情報をもとに スクリーンの配置をエディットすることができる。 以上のように、アプリケーション設計者は非常にわずかの 情報をUIMSに与えるだけでよく、画面配置やインタラクション テクニックなどはすべてシステムが決定してくれる。 推論はFrame Systemを使ってRule-baseで行なわれる。
感想
アプリケーションプログラマは簡単な指定をするだけで、のこりを 全部システムが面倒見るというのは便利な場合もあるだろうが フレキシビリティに欠けるような気がする。これでうまくいく アプリケーションの種類は限られていると思う。 どちらかというと古い流れの考えのUIMSと思われる。 システム全体としてはよくできているようである。
カテゴリ
UIST89
Category: UIST89
Bibtype: inproceedings
Keywords: Chisel, UofA*
Booktitle: UIST89
Author: Gurminder Singh
        Mark Green
Pages: 86-94
Title: Chisel: A System for Creating Highly Interactive
        Screen Layouts
Comment1: Mark Greenは"University of Alberta UIMS"の作者である。
        本システムはShingh氏の作品のようである。
        Chiselというのは'UofA*'というUIMSの一部分である。
        UofA*は、とにかく簡単にインタフェースを作ってしまおうという
        考えにもとづいたUIMSで、ユーザはどんなコマンドが有るか、
        どんな選択肢があるか、といったことだけ指定を行なえば
        自動的にグラフィックインタフェースができてしまう。
        UofA*は"diction","chisel","vu"の3つの部分から構成されている。
        "Diction"は、どんなコマンドが有るか、どんな値を与えるかといった
        指定ファイルを入力とし、解析結果をchisel及びダイアログ
        制御部にわたす。
        "Chisel"は、dictionから受け取ったコマンド名や引数タイプ等の
        情報、別のファイルで指定した装置情報やユーザの好みの情報
        などから推論を行ない実際のウィンドウサイズ、インタフェース
        テクニックなどを決定してvuにわたす。
        デザイナは"vu"を使って、chiselから受け取った情報をもとに
        スクリーンの配置をエディットすることができる。
        以上のように、アプリケーション設計者は非常にわずかの
        情報をUIMSに与えるだけでよく、画面配置やインタラクション
        テクニックなどはすべてシステムが決定してくれる。
        推論はFrame Systemを使ってRule-baseで行なわれる。
Year: November 1989
Comment2: アプリケーションプログラマは簡単な指定をするだけで、のこりを
        全部システムが面倒見るというのは便利な場合もあるだろうが
        フレキシビリティに欠けるような気がする。これでうまくいく
        アプリケーションの種類は限られていると思う。
        どちらかというと古い流れの考えのUIMSと思われる。
        システム全体としてはよくできているようである。