- 著者
- Clifford M. Beshers, Steven K. Feiner
- タイトル
- Scope: Automated Generation of Graphical Interfaces
- 書籍
- Proceedings of the ACM SIGGRAPH Symposium on
User Interface Software and Technology
(UIST'89)
- ページ
- 76-81
- 日時
- November 1989
- 出版
- ACM Press
- コメント
- Scopeシステムは、アプリケーションが自分のデータをどのように
ユーザに操作させるかを指定することにより、インタフェースを
システムがプロダクションシステムを用いて推論して実行する
というシステムである。どのデバイスを使用するか、どのように
表示するかなどはすべてシステムが推論して決定する。
実際のユーザとのインタラクションはシステムが受け持つ。
アプリケーションプログラムはC++で記述する。アプリケーションでは
上述のようなことしか指定しないので、特定のツールキットなどに
依存しないプログラムを書くことができる。
イベント駆動のプログラミングを避けるため、Scopeでは
Active Valueを使っている。Active ValueはC++のクラスになって
いて代入演算がオーバーロードされており、その値が変化
したとき予め定義した関数(call back routine)が自動的に呼ばれる
ようになっている。(例:P79参照)
ループは検出するようになっているので、fがgに依存し、gがfに依存
するといったこともActive Valueを用いて書くことができる。
- 概要
- 普通の言語(C++)を用いてプログラミングが簡単にできるという
ことは確かに便利である。しかし実行時に推論システムが動いて
いなければならないし、単純なアプリケーションにしか使えない
ような気がする。
- カテゴリ
- UIST89,
UI
Category: UIST89 UI
Comment: Scopeシステムは、アプリケーションが自分のデータをどのように
ユーザに操作させるかを指定することにより、インタフェースを
システムがプロダクションシステムを用いて推論して実行する
というシステムである。どのデバイスを使用するか、どのように
表示するかなどはすべてシステムが推論して決定する。
実際のユーザとのインタラクションはシステムが受け持つ。
アプリケーションプログラムはC++で記述する。アプリケーションでは
上述のようなことしか指定しないので、特定のツールキットなどに
依存しないプログラムを書くことができる。
イベント駆動のプログラミングを避けるため、Scopeでは
Active Valueを使っている。Active ValueはC++のクラスになって
いて代入演算がオーバーロードされており、その値が変化
したとき予め定義した関数(call back routine)が自動的に呼ばれる
ようになっている。(例:P79参照)
ループは検出するようになっているので、fがgに依存し、gがfに依存
するといったこともActive Valueを用いて書くことができる。
Bibtype: InProceedings
Booktitle: Proceedings of the ACM SIGGRAPH Symposium on
User Interface Software and Technology
(UIST'89)
Month: nov
Author: Clifford M. Beshers
Steven K. Feiner
Pages: 76-81
CategoryType: UIST'89発表論文
Title: Scope: Automated Generation of Graphical Interfaces
Year: 1989
Miyasita: アプリケーションプログラムの中で active value を
用いることによって、ユーザーは「何」を表示したいかだけ
指示する。どのように表示するかは自動的に決められる。
Comment1: 普通の言語(C++)を用いてプログラミングが簡単にできるという
ことは確かに便利である。しかし実行時に推論システムが動いて
いなければならないし、単純なアプリケーションにしか使えない
ような気がする。
CategoryYomi: ういすと89
Super: @UIST89
Publisher: ACM Press