- 著者
- Eatoni Ergonomics Inc.
- タイトル
- WordWise
- コメント
- T9と同様、何度も同じキーを押さずに文字を入力。
「1」キーを「補助キー」として使う。
- 概要
- 開発者による論文|http://www.eatoni.com/research/chi.pdf =
エラー率などについてT9との詳細比較を行なっている。
- 感想
- WordWiseでは、T9やeZiTextと同じように、
通常の携帯電話のテンキーに印刷されたアルファベットを使い、
曖昧な文字指定を行なうことも同じだが、
余っている「1」キーを補助キーとして使うのが特徴である。
補助キーを押しながら他のキーを押した場合は
曖昧性無しに
「代表文字」が確定するようになっている。
たとえば、「1」キーを押しながら「2」キーを押した場合は
「2」キーの代表文字である「C」が確定し、
普通に「2」キーを押した場合は「A」または「B」が指定されると
いった具合。
- 感想
- 「2」から「9」までのキーに対して
C, E, H, L, N, S, T, Y,
が代表文字となっている。
たとえば
「yes」を入力する場合は
「1」キーを押しながら「9」「3」「7」キーを
押せばよいことになる。
- 感想
- 必ずしも出現頻度が最も高い文字が代表文字になっているわけではない。
例えば
「3」キーに対応する
「D」「E」「F」の中では「E」が代表文字になっていますが、
「1」キーに対応する
「A」「B」「C」の中では「A」が最も出願頻度は高いにもかかわらず
「C」が代表文字となっている。
- カテゴリ
- InputSystem,
TenKeyInput
Comment5: 代表文字は、
曖昧性が最小になるように、
言語の統計的性質を計算して選んであるらしい。
「b」も「c」も子音であり、
「bar」と「car」、
「book」と「cook」
のように、「b」と「c」を交換できることはよくあるが、
「a」と「b」を交換できることは多くないので
「c」が代表文字に選んであるのであろう。
一方、「e」は他の文字に比べて圧倒的に使用頻度が高いので
代表文字に選んであるのだと思われる。
このような工夫の結果、
T9やeZiTextなどの手法よりも、
曖昧性に起因する単語選択の必要性ははるかに少なくなるらしい。
Name: WordWise
Comment6: WordWiseは、
同じ単語を入力するために押すキーの数が
T9やeZiTextの場合よりも多いので
T9やeZiTextよりも曖昧性が少なくなるのは当然であるが、
補助キーの押しやすさや
代表文字の覚えやすさなどによって
実際にどちらが使いやすいかが決まるだろう。
(増井)
Category: InputSystem TenKeyInput
Comment: T9と同様、何度も同じキーを押さずに文字を入力。
「1」キーを「補助キー」として使う。
Bibtype: Product
URL: http://www.eatoni.com/wordwise/wordwise_index.html
Author: Eatoni Ergonomics Inc.
Title: WordWise
Comment1: <a href="/~masui/PIM/programs/search.cgi?title=%1B%24B3%2BH%2F%3CT%24K%24h%24kO%40J8%1B%28B%7Chttp%3A%2F%2Fwww.eatoni.com%2Fresearch%2Fchi.pdf">開発者による論文|http://www.eatoni.com/research/chi.pdf</a> =
エラー率などについてT9との詳細比較を行なっている。
Date: 2004/02/13 00:58:38
Comment2: WordWiseでは、T9やeZiTextと同じように、
通常の携帯電話のテンキーに印刷されたアルファベットを使い、
曖昧な文字指定を行なうことも同じだが、
余っている「1」キーを補助キーとして使うのが特徴である。
補助キーを押しながら他のキーを押した場合は
曖昧性無しに
「代表文字」が確定するようになっている。
たとえば、「1」キーを押しながら「2」キーを押した場合は
「2」キーの代表文字である「C」が確定し、
普通に「2」キーを押した場合は「A」または「B」が指定されると
いった具合。
Comment3: 「2」から「9」までのキーに対して
C, E, H, L, N, S, T, Y,
が代表文字となっている。
たとえば
「yes」を入力する場合は
「1」キーを押しながら「9」「3」「7」キーを
押せばよいことになる。
Comment4: 必ずしも出現頻度が最も高い文字が代表文字になっているわけではない。
例えば
「3」キーに対応する
「D」「E」「F」の中では「E」が代表文字になっていますが、
「1」キーに対応する
「A」「B」「C」の中では「A」が最も出願頻度は高いにもかかわらず
「C」が代表文字となっている。