- 著者
- Hideki Koike, Hirotaka Yoshihara
- タイトル
- Fractal Approaches for Visualizing Huge
Hierarchies
- 書籍
- Proceedings of 1993 IEEE Symposium on
Visual Languages (VL'93)
- ページ
- 55-60
- 日時
- 1993
- 出版
- IEEE Computer Society Press
- コメント
- UNIXディレクトリに代表される大規模な階層構造を視覚化するシステムの潜在
的有用性は高い.しかしながら,これまでに提案されている木レイアウトの枠
組を用いて,こうした大規模な階層構造を視覚化するのは無意味である.これ
は,木が深くなるに従い幅が指数関数的に増大し画面から溢れてしまうからで
ある.この時,画面スクロールはあまり意味をなさない.
ノード同士の間隔の狭い葉の部分では幾つかのノードを
見ることができるが,木の上部では親子,兄弟ノードさえ見ることができなく
なるからである.
筆者らは,2つの点に対し
Fractal Viewを適用し,
この問題の解決をはかった.第1は,木の枝の長さとノードの大きさを式(2)
に基づき縮小するフラクタルレイアウトである.
図に示すように,自己相似性を利用することにより,木のどのノードに
着目していても統計的に同じような視点が得られ,常に着目ノー
ドとその周辺を見ることができる.
第2は,着目点を中心としたFractal Viewによる表示ノード数の制御である.
この結果,表示されるノード数が削減されるだけでなく,ほぼ同程度の量のノー
ドが表示されるため,システムの反応速度が同程度に保たれた.
(小池氏の
bit別冊記事) - カテゴリ
- Visualization,
VL93,
UI
Organization: IEEE Computer Society
Category: +Visualization
VL93 UI
Comment: UNIXディレクトリに代表される大規模な階層構造を視覚化するシステムの潜在
的有用性は高い.しかしながら,これまでに提案されている木レイアウトの枠
組を用いて,こうした大規模な階層構造を視覚化するのは無意味である.これ
は,木が深くなるに従い幅が指数関数的に増大し画面から溢れてしまうからで
ある.この時,画面スクロールはあまり意味をなさない.
ノード同士の間隔の狭い葉の部分では幾つかのノードを
見ることができるが,木の上部では親子,兄弟ノードさえ見ることができなく
なるからである.
<br>
筆者らは,2つの点に対し
<a href="#Koike_FractalViewTOIS">Fractal Viewを</a>適用し,
この問題の解決をはかった.第1は,木の枝の長さとノードの大きさを式(2)
に基づき縮小するフラクタルレイアウトである.
図に示すように,自己相似性を利用することにより,木のどのノードに
着目していても統計的に同じような視点が得られ,常に着目ノー
ドとその周辺を見ることができる.
<br>
第2は,着目点を中心としたFractal Viewによる表示ノード数の制御である.
この結果,表示されるノード数が削減されるだけでなく,ほぼ同程度の量のノー
ドが表示されるため,システムの反応速度が同程度に保たれた.
(<a href="http://www.vogue.is.uec.ac.jp/~koike/">小池氏</a>の
<a href="http://www.vogue.is.uec.ac.jp/~koike/papers/bit/bit.html">bit別冊記事</a>)
Bibtype: InProceedings
Booktitle: Proceedings of 1993 {IEEE} Symposium on
Visual Languages (VL'93)
URL: http://roma.vogue.is.uec.ac.jp/~koike/papers/vl93/vl93.html
Pages: 55-60
Author: Hideki Koike
Hirotaka Yoshihara
Title: Fractal Approaches for Visualizing Huge
Hierarchies
Year: 1993
Date: 2003/08/01 04:59:50
Super: VL93
Publisher: IEEE Computer Society Press