- 著者
- Ben Shneiderman
- タイトル
- Creating creativity: user interfaces for supporting innovation
- ページ
- 114-138
- 日時
- March 2000
- 概要
- A challenge for human-computer interaction researchers and user interf
ace designers is to construct information technologies that support
creativity. This ambitious goal can be attained by building on an
adequate understanding of creative processes. This article offers a
four-phase framework for creativity that might assist designers in
providing effective tools for users: (1)Collect: learn from provious
works stored in libraries, the Web, etc.; (2) Relate: consult with
peers and mentors at early, middle, and late stages, (3)Create:
explore, compose, evaluate possible solutions; and (4) Donate:
disseminate the results and contribute to the libraries. Within this
integrated framework, this article proposes eight activities that
require human-computer interaction research and advanced user
interface design. A scenario about an architect illustrates the
process of creative work within such an environment.
- コメント
- 以下の4ステップを実行する。
- 資料を集めて勉強する
- 初期段階から最終段階まで、とにかく他人に意見を聞く
- いろいろ作ったり組み合わせたり試行錯誤して試す
- 作ったものを世の中に配る
これらの実現のために以下のような手法やツールを利用する
「GENEX」(generator of excellence)という枠組を提案している。
- デジタルライブラリを検索/ブラウズする
- 同僚や指導者と相談する
- データやプロセスを視覚化する
- 自由にいろいろ関連づけてアイデアを練る
- what-ifツールを使って解決法をさぐる
- テンプレート、ウィザード、自動生成ツールなどを活用して実際に作成する
- ヒストリを参照したり再実行ツールを利用する
- 結果を公開する
ステップ4の支援ツールとして
IdeaFisher,
MindManager,
TheBrain,
Axon Idea Processor
などを紹介している。
周期表を書くことによって元素の理解が深まったように、視覚化は重要である、らしい。 - 概要
- 調査が大事/人に相談しろ/という点は\cite{Young_Idea}と同様の主張であろう。
試行錯誤して自分で試すことが重要だ/世間に配れ/という点は、
インターネット時代のソフトウェアにおいて特に重要といえるであろう。
つまり、スジの良い研究者というのは
- 知識が豊富で勉強熱心で、
- 友達や知り合いを通じた情報交換が多く、
- プロトタイプ作成が得意で、
- すぐにWebで世の中に配ってしまう、
というような人物であり、これと逆のスジの悪い研究者というのは
- 世情にうとく、
- あまり研究会にも参加せず、
- ソフト作成はあまり得意じゃなくて、
- ホームページを持っていない、
ような人物であろう。
前者のような人物は確かに成功してるようだし、
イナカ研究者には後者のような人が多いかもしれない。 - 感想
- 最初に記述された4つのステップは確かにそのとおりなのだが、
紹介されている各ツールが実際どの程度役にたつのかはあまりわからない。
発想支援に関する文を書くのは危険なことである。
あまり良い文を書いてしまった場合、
その発想支援手法自体が疑われてしまうからである。
- カテゴリ
- Design,
Idea
Category: Design Idea
Journal: ACM Transactions on Computer-Human Interaction (TOCHI)
Comment: 以下の4ステップを実行する。
<ul>
<li> 資料を集めて勉強する
<li> 初期段階から最終段階まで、とにかく他人に意見を聞く
<li> いろいろ作ったり組み合わせたり試行錯誤して試す
<li> 作ったものを世の中に配る
</ul>
これらの実現のために以下のような手法やツールを利用する
「GENEX」(generator of excellence)という枠組を提案している。
<ol>
<li> デジタルライブラリを検索/ブラウズする
<li> 同僚や指導者と相談する
<li> データやプロセスを視覚化する
<li> 自由にいろいろ関連づけてアイデアを練る
<li> what-ifツールを使って解決法をさぐる
<li> テンプレート、ウィザード、自動生成ツールなどを活用して実際に作成する
<li> ヒストリを参照したり再実行ツールを利用する
<li> 結果を公開する
</ol>
ステップ4の支援ツールとして
<a href="http://www.ideafisher.com/">IdeaFisher</a>,
<a href="http://www.mindjet.com/">MindManager</a>,
<a href="http://www.thebrain.com">TheBrain</a>,
<a href="http://web.singnet.com.sg/~axon2000/">Axon Idea Processor</a>
などを紹介している。
<br>
周期表を書くことによって元素の理解が深まったように、視覚化は重要である、らしい。
Abstract: A challenge for human-computer interaction researchers and user interf
ace designers is to construct information technologies that support
creativity. This ambitious goal can be attained by building on an
adequate understanding of creative processes. This article offers a
four-phase framework for creativity that might assist designers in
providing effective tools for users: (1)Collect: learn from provious
works stored in libraries, the Web, etc.; (2) Relate: consult with
peers and mentors at early, middle, and late stages, (3)Create:
explore, compose, evaluate possible solutions; and (4) Donate:
disseminate the results and contribute to the libraries. Within this
integrated framework, this article proposes eight activities that
require human-computer interaction research and advanced user
interface design. A scenario about an architect illustrates the
process of creative work within such an environment.
Number: 1
Bibtype: Article
URL: http://portal.acm.org/citation.cfm?id=345077&coll=portal&dl=ACM&ret=1#Fulltext
Pages: 114-138
Month: mar
Author: Ben Shneiderman
Title: Creating creativity: user interfaces for supporting innovation
Comment1: 調査が大事/人に相談しろ/という点は\cite{Young_Idea}と同様の主張であろう。
試行錯誤して自分で試すことが重要だ/世間に配れ/という点は、
インターネット時代のソフトウェアにおいて特に重要といえるであろう。
<br>
つまり、スジの良い研究者というのは
<ul>
<li> 知識が豊富で勉強熱心で、
<li> 友達や知り合いを通じた情報交換が多く、
<li> プロトタイプ作成が得意で、
<li> すぐにWebで世の中に配ってしまう、
</ul>
というような人物であり、これと逆のスジの悪い研究者というのは
<ul>
<li> 世情にうとく、
<li> あまり研究会にも参加せず、
<li> ソフト作成はあまり得意じゃなくて、
<li> ホームページを持っていない、
</ul>
ような人物であろう。
前者のような人物は確かに成功してるようだし、
イナカ研究者には後者のような人が多いかもしれない。
Year: 2000
Date: 2003/08/14 07:00:18
Comment2: 最初に記述された4つのステップは確かにそのとおりなのだが、
紹介されている各ツールが実際どの程度役にたつのかはあまりわからない。
<br>
発想支援に関する文を書くのは危険なことである。
あまり良い文を書いてしまった場合、
その発想支援手法自体が疑われてしまうからである。
Volume: 7