- 著者
- Chritoph G. Thomas, Mete Krogsaeter
- タイトル
- An Adaptive Environment for the User Interface of Excel
- 書籍
- Proceedings of the 1993 International Workshop on
Intelligent User Interfaces
- ページ
- 123-130
- 日時
- January 1993
- 出版
- ACM Press
- 概要
- Software systems are becoming increasingly powerful, but in
most cases they tend to abandon the user to deal with the
complexity of the system alone. There is an immense need for
systems with individual, context- sensitive support. We discuss
the development of such a support system with special focus on
the user interface. We describe the extension of an existing
and complex program, Excel, to an adaptive and customizable
system. This extension is called Flexcel and has been
implemented and evaluated.
- コメント
- Execlのユーザ操作をすべてモニタし、Lispマシン上のフレームシステム
上に構築した知識ベースと通信してユーザが次にとるべきアクションを
推論して提示する。Excelのマクロ機能を使ってメニューを変更したり
関数のデフォルト引数を変更したりすることができる。
ユーザは自分で勝手にこのようなものを定義することもできるし、
システムのサジェスチョンをそのまま受け入れることもできる。
システムはいろいろな規則を知識として持っていて、それにマッチ
したときサジェスチョンを構築する。たとえば、自分で勝手に
ユーザがマクロを定義したときは「自分でやる度」をインクリメント
してサジェスチョンを与えるときの参考にする。また、おなじような
操作を繰り返したときは「それをメニューに登録したら?」という
サジェスチョンを作る。(サジェスチョンはいきなりユーザに
提示せず、サジェスチョンがあるよということだけ音などで
知らせる。)
この手のシステムの要件として以下のようなものがあると
言っている。
・システムが(勝手に)適応可能なものはユーザも設定可能に
しておかなければならない
・カスタマイズする方法は複数用意して簡単にカスタマイズ
できるようにしておかなければならない
・いつもユーザが完全にシステムを制御可能にしておかなければ
ならない。勝手に何かされるのは嫌。
・ものすごく今までと違うサジェスチョンを出してはいけない
・サジェスチョンは可能ならば複数用意すべきである
・適応はundoできるようにしておかなければならない
- 概要
- 要するに操作をすべてモニタして既存の知識ベースを適用するという
だけなので、便利なこともあるかもしれないが大ハズレになって
うっとうしいこともあるかもしれない。またそのような知識ベースを
どうやって作るかということが大問題であろう。
同じ操作の繰り返しはどのように検出しているのだろうか?
「似た操作の繰り返し」をリアルタイムに検出することはかなり
重くて大変だろう。
とはいっても、アプリケーションのヘルプが何らかの知識ベースを
持たなければならないのは確かだから仕方がないのだろうか?
システム要件として
・サジェスチョンが適当なものでなければならない(ユーザが
そっぽを向くから)
・システムが遅くなってはいけない(サジェスチョンなんか
要らない人がいるから)
といったこともあると思うが、本システムではこれらはあまり
満足されていないのではないか?
- カテゴリ
- UI,
AUI
Category: UI AUI
Comment: Execlのユーザ操作をすべてモニタし、Lispマシン上のフレームシステム
上に構築した知識ベースと通信してユーザが次にとるべきアクションを
推論して提示する。Excelのマクロ機能を使ってメニューを変更したり
関数のデフォルト引数を変更したりすることができる。
ユーザは自分で勝手にこのようなものを定義することもできるし、
システムのサジェスチョンをそのまま受け入れることもできる。
システムはいろいろな規則を知識として持っていて、それにマッチ
したときサジェスチョンを構築する。たとえば、自分で勝手に
ユーザがマクロを定義したときは「自分でやる度」をインクリメント
してサジェスチョンを与えるときの参考にする。また、おなじような
操作を繰り返したときは「それをメニューに登録したら?」という
サジェスチョンを作る。(サジェスチョンはいきなりユーザに
提示せず、サジェスチョンがあるよということだけ音などで
知らせる。)
この手のシステムの要件として以下のようなものがあると
言っている。
・システムが(勝手に)適応可能なものはユーザも設定可能に
しておかなければならない
・カスタマイズする方法は複数用意して簡単にカスタマイズ
できるようにしておかなければならない
・いつもユーザが完全にシステムを制御可能にしておかなければ
ならない。勝手に何かされるのは嫌。
・ものすごく今までと違うサジェスチョンを出してはいけない
・サジェスチョンは可能ならば複数用意すべきである
・適応はundoできるようにしておかなければならない
Abstract: Software systems are becoming increasingly powerful, but in
most cases they tend to abandon the user to deal with the
complexity of the system alone. There is an immense need for
systems with individual, context- sensitive support. We discuss
the development of such a support system with special focus on
the user interface. We describe the extension of an existing
and complex program, Excel, to an adaptive and customizable
system. This extension is called Flexcel and has been
implemented and evaluated.
Bibtype: InProceedings
ShortComment: Excel上の操作をすべてモニタして、既存の知識ベースを調べて
次にとるべきアクションを推論/提示するFlexcelシステム。
Booktitle: Proceedings of the 1993 International Workshop on
Intelligent User Interfaces
Month: jan
Pages: 123-130
Author: Chritoph G. Thomas
Mete Krogsaeter
Title: An Adaptive Environment for the User Interface of {Excel}
Year: 1993
Comment1: 要するに操作をすべてモニタして既存の知識ベースを適用するという
だけなので、便利なこともあるかもしれないが大ハズレになって
うっとうしいこともあるかもしれない。またそのような知識ベースを
どうやって作るかということが大問題であろう。
同じ操作の繰り返しはどのように検出しているのだろうか?
「似た操作の繰り返し」をリアルタイムに検出することはかなり
重くて大変だろう。
とはいっても、アプリケーションのヘルプが何らかの知識ベースを
持たなければならないのは確かだから仕方がないのだろうか?
システム要件として
・サジェスチョンが適当なものでなければならない(ユーザが
そっぽを向くから)
・システムが遅くなってはいけない(サジェスチョンなんか
要らない人がいるから)
といったこともあると思うが、本システムではこれらはあまり
満足されていないのではないか?
Super: IUI93
Publisher: ACM Press