- 著者
- Andre Weinand, Erich Gamma, Rudolf Marty
- タイトル
- ET++ - An Object-Oriented Application Framework in C++
- ページ
- 46-57
- 日時
- August 1988
- 概要
- 汎用ウィンドウシステム上でMacAppのような機能を使えるようにしようと
C++ + UNIX で作ったツールキットである。狙いはXツールキットなどに近い。
dialogをどうやってやるとかいうことは議論しておらず、C++ を使って
いかにうまくオブジェクト指向風に実現しているかを強調しているようである。
\\
どのようなウィンドウシステム上でも使用できるように汎用のインタフェースを
使っている。
描画対象は全てVObject以下のクラスとなっている。
画面への表示は、View(描画平面)+ViewFrame(ウィンドウ枠のようなもの)の
階層という描画モデルを採用している。
テキストを扱うクラスが存在するが、テキストの文字として一般表示
オブジェクトVObjectを指定できるためDialogNodeを編集するといったことが
可能になっている。
dialogはDialogNodeというオフジェクトを階層的木構造としたものを
使う。eqnライクな指定によってレイアウトを簡単に指定できる。
DialogNodeを集合として扱うことによってメニューなども
うまく表現できる。
ウィンドウ毎にイベント待ちループが存在している。
\\
イベントが実際どのように扱われていくのかよくわからないが、
Macのインタフェースさえできれば良いと思っているのか、
「どのようなインタフェースが良いか」とか「汎用のインタフェースは
どういう仕組みなら可能か」といったことはあまり気にしていないようである。
\\
MacApp、CoxのソフトウェアIC、GorlenのOOPS、Smalltalk、X Toolkitなどを
気にしておりUIMSは気にしていないようである。
このあたりがUNIXフリークの落ち入りやすい所のような気がする。
- カテゴリ
- OOPSLA88,
UI
Category: OOPSLA88, UI
Journal: OOPSLA88
Bibtype: article
Author: Andre Weinand
Erich Gamma
Rudolf Marty
Pages: 46-57
Title: ET++ - An Object-Oriented Application Framework in C++
Comment1: 汎用ウィンドウシステム上でMacAppのような機能を使えるようにしようと
C++ + UNIX で作ったツールキットである。狙いはXツールキットなどに近い。
dialogをどうやってやるとかいうことは議論しておらず、C++ を使って
いかにうまくオブジェクト指向風に実現しているかを強調しているようである。
\\
どのようなウィンドウシステム上でも使用できるように汎用のインタフェースを
使っている。
描画対象は全てVObject以下のクラスとなっている。
画面への表示は、View(描画平面)+ViewFrame(ウィンドウ枠のようなもの)の
階層という描画モデルを採用している。
テキストを扱うクラスが存在するが、テキストの文字として一般表示
オブジェクトVObjectを指定できるためDialogNodeを編集するといったことが
可能になっている。
dialogはDialogNodeというオフジェクトを階層的木構造としたものを
使う。eqnライクな指定によってレイアウトを簡単に指定できる。
DialogNodeを集合として扱うことによってメニューなども
うまく表現できる。
ウィンドウ毎にイベント待ちループが存在している。
\\
イベントが実際どのように扱われていくのかよくわからないが、
Macのインタフェースさえできれば良いと思っているのか、
「どのようなインタフェースが良いか」とか「汎用のインタフェースは
どういう仕組みなら可能か」といったことはあまり気にしていないようである。
\\
MacApp、CoxのソフトウェアIC、GorlenのOOPS、Smalltalk、X Toolkitなどを
気にしておりUIMSは気にしていないようである。
このあたりがUNIXフリークの落ち入りやすい所のような気がする。
Year: August 1988
Keyword: user interface, object oriented, toolkit