著者
Ian H. Witten, Dan H. Mo
編者
Allen Cypher
タイトル
TELS: Learning Text Editing Tasks from Examples
書籍
Watch What I Do -- Programming by Demonstration
ページ
182-203
日時
May 1993
出版
The MIT Press
コメント
エディタ上でのユーザの操作履歴からプログラムを生成する。 エディタ操作は簡略化したもの(insert,delete,select,locate) をつかい、何文字/何語移動したか、語の先頭か最後か、操 作の周辺のコンテキストは、などの情報から汎化を行ないプ ログラムを生成して次の操作に適用する。 同じ操作が続くときは「エントロピー」の小さなプログラム を生成するためループを生成する。同じ操作は必ずマージす る/オペランドは正規表現に汎化する(例:「電話番号 222-8899の選択」と「234-2277の選択」を汎化すると 「2..-....の選択」というような正規表現になる)など、プ ログラムの生成方法はヒューリスティクスに頼っている。汎 化のしすぎを防ぐにはコンテキスト情報を使用する。 適用は1ステップずつ行ない、間違っていた場合はユーザが 訂正することによりインクリメンタルに目的のプログラムが できあがる。(Nixの例の場合などはユーザはほとんど訂正が 必要ない)訂正するとそれが失敗例として記憶され、次から はそれが考慮される。
概要
dmacroと同じくユーザは普通のエディット操作をした後で その再実行を指定できるので便利と思われる。汎化がうまく いく(ように見える)のはエディット操作が限られており ヒューリスティクスがいろいろ使われているからである。 訂正が簡単ならばよいが、そのインタラクション手法については 書いていない。 訂正しない場合はdmacroと同じようなものである。 簡単に訂正できてかつ役にたつものはできるのだろうか? 例がひとつしかない場合汎化は行なえないから最初から 設定されているヒューリスティクス(周囲のコンテキスト からの判断とか)に従うことになるだろう。これがうまく いく例も多いだろうがsearch-replaceと全然違う操作には 役にたたないのではないか。コピー/ペースト機能も無いし 実際の使用実験もされていない。(無理と思われる) 頑張ったらプログラムも作れないことはない、ということを 示したことに意義があるのだろうか。 Eagerにタイプは似ている。複雑なことが出来るが、その割に 操作が面倒で推論が当たらないように思われる
カテゴリ
UI, PBE
Category: UI PBE
Comment: エディタ上でのユーザの操作履歴からプログラムを生成する。
        エディタ操作は簡略化したもの(insert,delete,select,locate)
        をつかい、何文字/何語移動したか、語の先頭か最後か、操
        作の周辺のコンテキストは、などの情報から汎化を行ないプ
        ログラムを生成して次の操作に適用する。
        同じ操作が続くときは「エントロピー」の小さなプログラム
        を生成するためループを生成する。同じ操作は必ずマージす
        る/オペランドは正規表現に汎化する(例:「電話番号
        222-8899の選択」と「234-2277の選択」を汎化すると
        「2..-....の選択」というような正規表現になる)など、プ
        ログラムの生成方法はヒューリスティクスに頼っている。汎
        化のしすぎを防ぐにはコンテキスト情報を使用する。
        適用は1ステップずつ行ない、間違っていた場合はユーザが
        訂正することによりインクリメンタルに目的のプログラムが
        できあがる。(Nixの例の場合などはユーザはほとんど訂正が
        必要ない)訂正するとそれが失敗例として記憶され、次から
        はそれが考慮される。
Chapter: 8
Bibtype: InBook
Pages: 182-203
Month: may
Author: Ian H. Witten
        Dan H. Mo
Booktitle: Watch What I Do -- Programming by Demonstration
Editor: Allen Cypher
Title: {TELS}: Learning Text Editing Tasks from Examples
Comment1: dmacroと同じくユーザは普通のエディット操作をした後で
        その再実行を指定できるので便利と思われる。汎化がうまく
        いく(ように見える)のはエディット操作が限られており
        ヒューリスティクスがいろいろ使われているからである。
        訂正が簡単ならばよいが、そのインタラクション手法については
        書いていない。
        訂正しない場合はdmacroと同じようなものである。
        簡単に訂正できてかつ役にたつものはできるのだろうか?
        例がひとつしかない場合汎化は行なえないから最初から
        設定されているヒューリスティクス(周囲のコンテキスト
        からの判断とか)に従うことになるだろう。これがうまく
        いく例も多いだろうがsearch-replaceと全然違う操作には
        役にたたないのではないか。コピー/ペースト機能も無いし
        実際の使用実験もされていない。(無理と思われる)
        頑張ったらプログラムも作れないことはない、ということを
        示したことに意義があるのだろうか。
        Eagerにタイプは似ている。複雑なことが出来るが、その割に
        操作が面倒で推論が当たらないように思われる
        
Year: 1993
Date: 2003/08/01 04:59:51
Crossref: Cypher:WatchWhatIDo
Crossref2: Mo:TextEditingFromExample
Address: Cambridge, MA 02142
Publisher: The MIT Press