自分が昔家庭教師や塾とかで儲けた話は良いのだが、
知合いの成功譚(?)というのが極端にセコい、というかほとんど犯罪的である。
- ライスのかわりにナンを出すカレー屋(ナンは実は安い)
- オフィスの一部を自習室に貸す不動産屋
- 上野の安マンションを転貸し
- 車の営業のついでに物件や宝石を紹介する
- 売れないタレントを斡旋して8割ピンハネする女衒
- 担当医が実はいないのにいるフリをする病院
- 公務員宿舎に住んで自宅を貸す奴
また、起業の例として提案しているものがあまりに思いつき的で非現実的である。
- スナックで営業するラーメン屋
- トサンで金を貸す
- クラスつきスナック
- 運転代行
- ベンツレンタル
ソニーその他の大企業を例にした話は
想像にもとづくもので疑わしい話ばかりである。
和田氏が成功した昔話を聞いても嬉しくないわけだが、
こういうのを読んで嬉しい人はいるのだろうか。
和田氏いはあらゆる著作に全身全霊を傾けていると言っているが、
和田氏と同程度の知力がある人間ならばこういう本に満足しないことは確実なわけで、
そうでない本を平気で出版するということは読者をナメていることになる。
そういう態度は全然文章には出てこないところが流石というか、
実は本人もナメている気持ちは全然無いのかもしれないが、
実際ナメた行動をしていることは事実だからなんとかしてもらいたいものである。
(2004/2/18 増井)