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PalmPilotやEmacsで鍛えた辞書はマージして使うことができます。
POBox Serverは
テキスト形式の交換形式辞書
を使っていますが、
PalmPilot版インラインPOBoxの辞書も
添付のpdb2dic スクリプトを使って
同じ形式のテキストに変換することができるので、
両者をマージすることにより、たとえば
Emacs版POBoxで登録した単語をPalm版POBoxで使うことが
できるようになります。
辞書ファイルのマージには
UNIXのdiff コマンドを使う
ことができます。
diff は通常はふたつのファイルの
差分だけを計算して出力しますが、
-D オプションを使うと
#ifdef で相違部分を区別しつつ
ふたつのファイルをマージした出力を得ることができます。
最初に以下のような辞書があったとします。
XXX
aaa
bbb
これを携帯端末とEmacsで学習させた結果、
以下のようなふたつの辞書ができたとします。
これらを単純にマージすると
aaa , bbb の
両者の学習結果を反映させることができませんが、
diff を使えば
両方の学習結果を反映させることができます。
まず両者をdiff -D でマージします。
% diff -DdictB dictA dictB
#ifndef dictB
aaa
#endif /* not dictB */
bbb
#ifdef dictB
aaa
#endif /* dictB */
XXX
%
このようなdiff コマンド出力から
#ifdef のような制御行及び
重複するエントリを除去すると、
aaa
bbb
XXX
のようにマージされた辞書を得ることができます。
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