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1.3.1以降のPOBoxでは、 福本さんが作られた Drag&Dropモジュールを 呼び出すことができるようになっています。 モジュールはPalmのアプリケーションですが、他のPalmwareからサブルーチンのように 呼び出すこともできるようになっているものです。
既存のDrag&Dropモジュールとして、 ほしさんの作られた CalcPad があります。 CalcPadモジュールに “10+(2*3)” のような数式を渡すと、 “16” のような文字列が計算されて返ってきます。
POBoxからモジュールを呼び出すには以下のような辞書エントリを使用します。
パタン#{モジュールのクリエータID}” (ユーザ辞書中)
パタン (TAB) {モジュールのクリエータID}” (テキスト形式辞書中)
このような辞書エントリが存在するとき、 パタンにマッチするテキストを入力すると 指定されたモジュールにテキストが渡され、モジュールの返す文字列がPOBoxの候補となります。

例えば、タイムスタンプを計算するTimeStampモジュールは 以下のような辞書エントリで呼び出すことができます。 (ユーザ辞書表現)

ds#{PBTS}
このような辞書があるときユーザが“ds”を入力すると、 クリエータIDが“PBTS”の TimeStampモジュールが呼び出され、“2000/06/12” のような文字列がPOBoxの候補として表示されます。
Drag&Dropモジュールに対してセレクタ番号を指定することにより、 同じ入力文字列から異なる計算結果を得ることができるものがあります。 辞書エントリ中の クリエータIDの後に数字を記述することにより、セレクタ番号を指定することができます。 TimeStampモジュールは4種類の時刻/日付形式をサポートしているので、 以下のような辞書エントリを登録することにより、 “ds”を入力したとき4種類の形式の候補を 得ることができます。
ds0#{PBTS0}
ds1#{PBTS1}
ds2#{PBTS2}
ds3#{PBTS3}
辞書の読みパタン中の空白文字は認意の文字にマッチします。 以下のようなエントリを辞書に記述すると、 “1”で始まる10文字以下の文字列がCalcPadモジュールに渡されて 計算結果がPOBoxの候補となります。
“1         #{CPAD}”
数字で始まるあらゆる式をCalcPadに渡す場合は、0〜9に対して同様の記述を行ないます。
入力テキストの一部だけをモジュールに渡したい場合は 辞書エントリの単語部にプレフィクスを指定します。 例えば、以下のようなエントリを記述しておくと、 “kd”に続いて入力されたテキストが Kdicモジュールに渡されます。
“kd       #kd{Kdic}”
添付のプログラムには TimeStampモジュール(timestamp.prc, クリエータID = “PBTS”) と コンマ追加モジュール(addseparator.prc, クリエータID = “PBCM”) が入っています。 コンマ追加モジュールは入力された数字列の3桁毎にコンマを追加するものです。