ユビキタスの街角

Thursday, February 23, 2006

写真の整理

デジカメ写真にキーワードをつけて整理するシステムというのはいろいろ提案されているが、 後からマメにキーワードづけする人などいないことだけははっきりしているので、 この手のシステムが流行ることは考えられない。
一方、写真を撮ったその時にメモを添付したい思うことはよくある。 初めて会った人の写真を撮ったときはその人の名前をメモしておきたいだろうし、 面白いものを見たときはその場所や名前をメモしておきたいと思うものである。 写真を撮ったその場でメモができるようなデジカメがあれば非常に役立つはずだから、 これからのデジカメではメモを超簡単に添付できる機能が重要になってくる気がする。 ケータイの場合はメールにメモを書いて写真を添付して送る癖をつけておけばいいだろう。

Sunday, February 19, 2006

情報視覚化はこれから流行る!?

ビジネスチャンス発見の技術という本を読んだ。 著者の大澤氏は「チャンス発見」というキーワードでいろいろ本や論文を書いているのだが、 この本では「キーグラフ」という情報視覚化ツールを使って「チャンス発見」する方法を詳しく解説している。
確かに視覚化ツールを利用しないのに比べるとチャンスを発見する確率は上がるのだろうが、 スクリーンダンプ等を見る限り、他の普通の視覚化ツールを使う場合に比べて利点がわからない。 単純な視覚化ツールでも重宝されるほど現状ではツールが不足しているということなのかもしれない。

Webでテキスト検索が話題になって広く利用されるようになったのは、 テキスト検索の研究がかなり飽きられて煮詰まっていた時代であったわけだが、 情報視覚化ツールの研究が煮詰まりつつある現在になってはじめて Web上で情報視覚化ツールが流行る可能性が出てくるのかもしれない。

Saturday, February 18, 2006

ユビキタスネット社会の実現に向けた政策懇談会

ユビキタスネット社会の実現に向けた政策懇談会 と会議が開かれてたそうで 報告書が出ている。 総務省の u-japanのトップページには いろいろよさげなことが書いてあるが、 報告書には面白いことが書いてあるだろうか? ぼちぼち見てみよう。
ユビキタスとかSNSとか、総務省は割と正しい方向を注目してるようである。

Thursday, February 16, 2006

Joel on Interface

前の記事に書いた Joel on Softwareは ソフト開発者なら「そーだそーだ」とか「なるほどー」とか納得する内容が満載でおすすめである。 この本には含まれていないのだが、 ユーザインタフェースに関するJoel氏の記事も Web上で公開されており、 非常に有益である。 本当に商品化して多くの人に満足して使ってもらうために気をつけなければならない点について 多くの考察がされているので、 ソフトを流行らせたいと考えている人は必読であろう。 Alan Cooperの本とか Jef Raskinの本とか、 売れた製品の開発をした人の意見は傾聴すべき点が多い。

書籍の索引の公開

書籍の索引をWebで公開すると便利だと思う。 全文公開は難しいだろうが索引だけなら問題ないだろう。 索引を公開しようという余力や意欲のある出版社は少ないだろうが、 著者や読者の力を結集すれば良い索引ができる可能性があると思う。 著者が頑張って索引を作らなくても、 「xxページにこんなことが書いてあった」みたいな情報を共有すれば索引のようになるだろう。 先日 Joel on Software という本を読んだのだが、いろんな書評をまとめると、 面白い部分の索引のように使えるようである。
本棚.orgに索引機能をつけてみるといいのかも?

Thursday, February 09, 2006

本棚.orgとソーシャルブックマーク

ソーシャルブックマークと本棚.orgはよく似ている。 URLやISBNのような情報に対する意見や感想を集めて視覚化するという点は同じであり、 視覚化手法が違うだけということもできるだろう。 いろんな視覚化手法を提供すればひとつのシステムで間に合うのだろうか。

Monday, February 06, 2006

Google×はてなブックマーク

Google×はてブというシステムが公開されている。 Googleの検索結果に「はてなブックマーク」の登録数を同時に表示してくれるようだ。 Googleの自動検索とソーシャルブックマークの手動タグづけを組み合わせて使えるところが素晴らしい! ページ内のあらゆるリンクに対してソーシャルブックマークの人気を同時に表示するシステムというのを 作りたいと思ってたのだが、Googleと組み合わせる方が実用性は高いかもしれない。

Googleの検索結果とはてなでの人気は明らかに相関があるのだが、 ブックマークしてる人のページには関連サイトがリストされてることが多いのがありがたい。 こういう点はやっぱりまだ人力の方が役にたちそうである。 Googleで書籍が検索されたときは本棚.orgのデータを出力する技もできそうだ。 やっぱり本棚API作った方がいいかな...

Friday, February 03, 2006

Web時代の論文

ネットで使える面白いシステムを論文にして学会で発表しようとすると、 大体以下のような手順が必要になる。
  • システムを作る
  • システムを公開して流行させる
  • しばらく運用してフィードバックを得る
  • 結果をまとめて論文にして投稿する
  • 査読が行なわれ、採録が決定する
  • コンファレンスで発表する
しっかりした学会の場合、このサイクルはどんなに短くても1年かかる。 作ってから1年もたったシステムを発表するのは面白くないに決まっているし、 話を聞く側からしても当然面白くない。 流行ったシステムの場合は聞く側もよく知っているはずだから聞いても面白くないし、 流行らなかったシステムの場合は聞いても面白くないであろう。 つまり 学会に参加しても、この手の面白い話が聞ける可能性は限りなく低いことになる。 それでは学会に行く人間は少なくなるだろうし、発表する意欲もおきない。
ネットワーク系とかインタフェース系とかユビキタス系とかの話について 学会の存在意義はかなり疑わしく、 もはや「権威づけ」としての意味しか無いと思われるが、 今後はどうなっていくのだろうか。

Thursday, February 02, 2006

画像の検索

このような方法で 手持ちのあらゆるデジカメ写真に位置情報を関連づけたので 写真の検索が非常に簡単になった。 自分の写真を捜す場合、キーワードや時刻を利用するよりも 位置情報を利用する方がはるかに簡単だということが実感される。 写真を撮るときはいつも、大体でもいいから場所の情報を 書きとめておくとよさそうである。
一方、他人の写真を捜す場合はキーワードを使う方が便利だと思われる。 「画像検索」とひとくくりにはできないのかもしれない。

Wednesday, February 01, 2006

パスワード逝ってヨシ

ネットから新生銀行の口座にアクセスしたのだが、
  • 口座番号と暗証番号、パスワードを専用ソフトキーボードで入力 ⇒ ログイン失敗
  • 入力ミスだと思って再入力 ⇒ 失敗
  • ソフトキーボードを使わずPCのキーボードから入力 ⇒ 失敗
  • 3回失敗したので口座がロック状態に(!)
結局、朝から新生銀行に電話してロック解除してもらったのだが、 何度も失敗して時間がかかったし/ 音声メニューのおかげで電話がオペレータにつながるまでやたら面倒だし/ パスワードの変更登録が必要になったし/ ちょっとパスワードを忘れただけで時間と労力をひどく浪費してしまったわけで、 自分に関連するサービスだけでも早急にマイ認証を取り入れて こういう馬鹿な失敗が無いようにしたいと思う。 毎月使っているサービスでもパスワードを忘れてしまうことがあるのね。 (私だけ?)